2014年02月08日

赤い外壁のM様邸 まとめて報告

赤い外壁のM様邸、地鎮祭依頼、ブログをアップしていない事に気づきましたあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)
なので、簡単に今までの状況をアップします(´ー`)


◆基礎工事

外構工事が後で決まる場合、建物ができた後だと重機が通れず工事費用が割高になる場合が
よくあります。

建物の計画って、計画しないといけない事がたくさんあるので、外構工事の計画が後回しに
なりやすいんですよねバッド(下向き矢印)

「はるか」は同じ事をするのであれば、工事費用は最低限に抑えたい考えなので、
建物後ろと、両隣の塀の基礎工事から始めます。

地境の話なので、お隣さんにも話をしたら、急遽お隣さんの塀も一緒に工事してほしい
との事。急いで見積り→契約し、なんとか外構の先行工事の段取り完了!!

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それにしても、「はるか」がお願いしている基礎屋さん、ゼネコンとか官公庁のでかい案件の
土木工事を請けてるだけあって、本当に上手いグッド(上向き矢印)

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M様邸は長期優良住宅なので、水道配管の基礎貫通部は後のメンテナンスが可能な、
サヤ管方式としています。


鉄筋工事は、大体の工務店は基礎屋さんにお任せだと思います。
ですが、「はるか」は鉄筋工事はある鉄筋屋さんに分離発注しています。
理由はかんたん。キレイ・正確だから!!

今回は、長期優良住宅の為、構造計算に従い鉄筋の配筋、基礎形状を決定しています。

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基礎打設のコンクリート強度は、打設後の天候、気温を考えて(温度補正)、27N/㎟としています。
これはコンクリートの強さを表し、1mm×1mmで2.7kgの重さに耐えられるという単位。
なぜ、27N/㎟か?と聞かれれば理由は多々あるのですが、長くなるので省略します。

でも、多くの工務店は、なにも考えず18N/㎟か21N/㎟だろうなぁ…




◆土台伏せ
コンクリートは強度ができるまでに時間が必要です。
冬場の基礎コンクリートは、本当は最低で7日間、できれば10日間寝かせておきたい。

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コンクリートの養生期間を置いた後、土台伏せを行いました。
土台はヒノキを使用しています。シロアリ等の虫害に強く、かつ、めり込み強度が高い為です。

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◆大工さんの手刻み

最近の住宅は、柱とか梁とかの構造材はプレカットといわれる工場生産となってしまいました。
そして、使う木材は外国産の米松が主流です。


「はるか」は事業テーマとして、次の2点に取り組んでいます。

@職人技術の次世代への継承
A県産材を積極的に活用し、地場林業の復興

これにより、「はるか」の事業は経済産業省および福井県の認定事業に認定されています。


なので、M様邸の構造材は、ほぼ全てを福井県の木を使い、昔ながらの大工さんの手刻み
で造っていきます。
さらにその内容で、外国産材・プレカットじゃないと取得が難しい長期優良住宅認定を
取得しています。

↓↓↓大工さんの手刻み、追っかけ大栓継という継手
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◆ 建て方

12月11日、いよいよ建て方です。M様おめでとうございます。
悪天候続きの12月でしたが、この日はまさかの曇り!!

まずは四方のお清め
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あとは大量の構造材を組み立てていきます。

今回は真壁って、柱を見せるお家なので、ほとんどの柱に傷が付かない様に養生の紙が巻いてあります。
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1階の腰組ができたくらい。
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破風板は細工がしてあるので、組み立ててから吊り上げて取り付けます。
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屋根を造る垂木という部材は、通常の1.5〜2倍くらいの太さのものを使用します。
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翌日、無事建て方も終了し、早速瓦工事に入ります。
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本日はここまでーexclamation
ホントに家造りって、使う材料が多く、材料によって特性/価格等、なぜそれを使うのか?
という場面に多く出くわします。

僕の場合、そういった時、こういう理由だからこの材料を使うという根拠があって選ぶのですが、
理由を聞いてもピンとこない説明をする設計士が、残念ながら多いように感じます。

設計士、工務店の仕事は、お客様がほぼ一生かけて払い続けていく事を企画しています。

失敗しない家造りってよく聞きますが、設計・お金・工務店側の目線等、いろいろな要素が
ありすぎて、
お客様側からすると設計・工務店側の全てを把握する事は、まずできないと思います。


だから、だれを信用して「家造り=自分の一生」を依頼するか?
家造りは本当に難しいとおもいますが、家造りは人が行います。
だから良い設計士・工務店に巡り合う事ができるか、家造りで一番難しくて重要な事だと思います。





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posted by 廷々 隆史 at 14:20| Comment(0) | 赤い外壁のM様邸(新築)

2013年12月29日

シロアリの薬を天然素材に!

こんにちは!

鯖江市で新築中の赤い外壁のM様邸、現場報告が遅れていますが、すでに建前が終わり大工工事進行中です。

報告の順番はさておき、今回はシロアリ対策について「悠」の想いをお話ししようと思います!!


住宅を新築する際には、地面から1メートルの高さにおいて、防腐・防蟻対策が必要となります。

防腐とは、主要構造部の木材が腐らないようにする事。
防蟻とは、シロアリに代表される害虫から主要構造部の木材を守る事

です。



ここで考えます。

1.なぜ木材が腐るか??

答えは、腐朽菌という菌が木材で繁殖するためです。この腐朽菌、繁殖する為には条件があります。

@酸素の供給
A適当な温度
B適当な湿度

この3条件が揃うと、腐朽菌が繁殖します。
水の中に沈んでいる木は、「@酸素の供給」が少ないので理論上は腐りません!

さらに木材の辺材(杉だったら白い部分)は柔らかく、特に腐りやすくなります。


2.シロアリ・その他害虫が好む木材とは?

害虫が嫌う成分が含まれない、養分の豊富な木材です。



では、一般的にこれらの対策はどのように行われているかというと、

1.薬剤による防蟻・防腐処理を行う。
2.特定D1樹種を使う

大きく分けると、この2パターンになるかと思います。

「2.特定D1樹種」これは、特に腐りにくく、虫害を受けにくい木材を使うという事で、
特定D1樹種の代表としては、ヒノキ・ヒバ・クリなどの木が挙げられます。

適材適所という考えで大賛成です。悠では土台にヒノキを使用します。

但し、地面から1メートルって、土台だけじゃないんですよね・・・
柱の下の部分、筋交いの下の部分、大引き、土台火打、根太と他の部分も該当します。


なので、「1.薬剤による防蟻・防腐処理を行う。」のですが、使用する薬剤が問題だと
思うんですよね。。。

この薬剤、分類的には「農薬」かつ「危険物」なんです。

揮発性がないとはいえ、自分の家の床下、壁の中に「農薬」が塗ってあると考えると、
少なからずシックハウス症候群の要因の1つだと考えられるし、健康被害に影響すると
考えています。


自然素材とか健康住宅とか、安全な家っていろいろ見かけますが、床下は防蟻/防腐材処理
している事がほとんどだと思いますが、ここ考えなくていいのって思うんですよね!





木材が腐る、虫害はなぜ起きるかを考え、それを防ぎつつ可能な限り健康住宅にする為に、
「悠」では次の対策を行います。

@地面から1メートル以内の木材の外部と接する面と下端のみ、被害を受ける可能性が
大きい部部なので、防蟻・防腐剤を使用する。
Aそれ以外の大部分は、天然のヒバ油が原料の天然素材の防蟻材を使用する。
Bヒバ油には防腐効果が少ないので、腐りにくい木の中心部分(赤太)を使用する。


ヒノキのヒノキチオールという成分を害虫が嫌うため、特定D1樹種に指定されていますが、
辺材(木の周辺の白い部分)は柔らかく養分が豊富なため、シロアリは食います。そして腐ります。

それよりも、D1樹種の杉の中心部分(赤太)の方が腐りにくいので、大引きと根太に使用します。

↓↓↓杉の赤太
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そして、シロアリが好まない中心部分(赤太)ですが、ヒノキチオールが多く含まれるヒバ油を
塗ります。

↓↓↓天然ヒバ油が主原料の防蟻材
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これ、結構手間とコストがかかるのですが、「悠」はできるだけ理想の健康住宅を
造りたいので、機能性と安全性を考え、この方法にしています。





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posted by 廷々 隆史 at 14:25| Comment(0) | 赤い外壁のM様邸(新築)