2013年12月29日

シロアリの薬を天然素材に!

こんにちは!

鯖江市で新築中の赤い外壁のM様邸、現場報告が遅れていますが、すでに建前が終わり大工工事進行中です。

報告の順番はさておき、今回はシロアリ対策について「悠」の想いをお話ししようと思います!!


住宅を新築する際には、地面から1メートルの高さにおいて、防腐・防蟻対策が必要となります。

防腐とは、主要構造部の木材が腐らないようにする事。
防蟻とは、シロアリに代表される害虫から主要構造部の木材を守る事

です。



ここで考えます。

1.なぜ木材が腐るか??

答えは、腐朽菌という菌が木材で繁殖するためです。この腐朽菌、繁殖する為には条件があります。

@酸素の供給
A適当な温度
B適当な湿度

この3条件が揃うと、腐朽菌が繁殖します。
水の中に沈んでいる木は、「@酸素の供給」が少ないので理論上は腐りません!

さらに木材の辺材(杉だったら白い部分)は柔らかく、特に腐りやすくなります。


2.シロアリ・その他害虫が好む木材とは?

害虫が嫌う成分が含まれない、養分の豊富な木材です。



では、一般的にこれらの対策はどのように行われているかというと、

1.薬剤による防蟻・防腐処理を行う。
2.特定D1樹種を使う

大きく分けると、この2パターンになるかと思います。

「2.特定D1樹種」これは、特に腐りにくく、虫害を受けにくい木材を使うという事で、
特定D1樹種の代表としては、ヒノキ・ヒバ・クリなどの木が挙げられます。

適材適所という考えで大賛成です。悠では土台にヒノキを使用します。

但し、地面から1メートルって、土台だけじゃないんですよね・・・
柱の下の部分、筋交いの下の部分、大引き、土台火打、根太と他の部分も該当します。


なので、「1.薬剤による防蟻・防腐処理を行う。」のですが、使用する薬剤が問題だと
思うんですよね。。。

この薬剤、分類的には「農薬」かつ「危険物」なんです。

揮発性がないとはいえ、自分の家の床下、壁の中に「農薬」が塗ってあると考えると、
少なからずシックハウス症候群の要因の1つだと考えられるし、健康被害に影響すると
考えています。


自然素材とか健康住宅とか、安全な家っていろいろ見かけますが、床下は防蟻/防腐材処理
している事がほとんどだと思いますが、ここ考えなくていいのって思うんですよね!





木材が腐る、虫害はなぜ起きるかを考え、それを防ぎつつ可能な限り健康住宅にする為に、
「悠」では次の対策を行います。

@地面から1メートル以内の木材の外部と接する面と下端のみ、被害を受ける可能性が
大きい部部なので、防蟻・防腐剤を使用する。
Aそれ以外の大部分は、天然のヒバ油が原料の天然素材の防蟻材を使用する。
Bヒバ油には防腐効果が少ないので、腐りにくい木の中心部分(赤太)を使用する。


ヒノキのヒノキチオールという成分を害虫が嫌うため、特定D1樹種に指定されていますが、
辺材(木の周辺の白い部分)は柔らかく養分が豊富なため、シロアリは食います。そして腐ります。

それよりも、D1樹種の杉の中心部分(赤太)の方が腐りにくいので、大引きと根太に使用します。

↓↓↓杉の赤太
20131224_170934.jpg


そして、シロアリが好まない中心部分(赤太)ですが、ヒノキチオールが多く含まれるヒバ油を
塗ります。

↓↓↓天然ヒバ油が主原料の防蟻材
20131224_170939.jpg


これ、結構手間とコストがかかるのですが、「悠」はできるだけ理想の健康住宅を
造りたいので、機能性と安全性を考え、この方法にしています。





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posted by 廷々 隆史 at 14:25| Comment(0) | 赤い外壁のM様邸(新築)

2013年12月16日

現場状況を一気に報告A

こんばんは!

現在、同時進行で3件!!
既に来年の工事も待ってもらっている状態で、慌ただしく過ごさせてもらってます。

お客様に、職人さんに本当に感謝。

気になっている方は、話だけでも早めに連絡頂けると期待を裏切らずに済むので、
助かります!



さて、アジアのM様邸、前回、外壁下地くらいまで話が進んだので、その続きです。


◆内部大工工事
下地工事も終わり、建具の枠とか窓の枠とか化粧材の取付に進みます。

20131113_110058.jpg

最近のお家のほとんどは、新建材(ベニヤ板とか段ボールの上に薄い木とかビニールを
巻いたもの)の材料を使いますが、「悠」は普通に建てる事ができる価格で、
オール無垢/自然素材の家造り、ある意味コストパフォーマンスがすごく高い家造りを
行いますので、もちろん使いません。

何より、新建材の家は時間が経つと味が出ない。ぼろくなっていく。
結果、愛着がなくなって、住宅寿命が短いというのが最近の家の現状です。

そして、無垢の木で手間ひまかけて造った家は、雰囲気が新建材の家とは全く
違うので、すっごく居心地がいいです。

今回は、アジアのお家がお客様のご希望ですので、「メルサワ」という東南アジア
原産の木を枠材全てに使います。予算がだいぶ苦しい所ですが、頑張れば喜んで
もらえるはず!!


◆ 階段
最近階段って、工場でできるんですよー!
皆さん知ってましたぁ??

アジアなM様邸は、階段がこのお家の雰囲気をだいぶ造るので、大工さんの手刻みで
造ります!
なにより、階段と手摺が複雑すぎて、工場では造れないと思います。

って事で、大工さん、階段に10日間こもってもらいました(笑い)
もちろん、メルサワの無垢材で造ります!

20131208_130525.jpg


◆ そとん壁下地
今年は本当に天気が悪い。外工事が全く進まない。。。

天気の合間を見て、そとん壁の下塗りを行いました。たぶん、中も外もこだわって、
「はるか」の価格帯でこの外壁塗れる工務店は、あるかなぁ。。。

この壁、壁を細かく分けない(外部大壁)で塗れる数少ない壁なんです。
モルタル壁にしてもサイディングにしても、割れ防止とか継ぎ目とか、1mくらいに
1本目地(縦線)が必要なんですが、それがないのですごくすっきり、かっこよく仕上がります。

20131208_130611.jpg


◆ 内装工事
大工工事も終わりに近づき、続いて壁紙の工事に入ります。
このあたりから、建物に色が付くので、お客様もわくわくしてきます。
同時に、「はるか」が提案した内容で、お客様に気に入って頂けるか、ドキドキします。

まっ、おススメした内容で気に入られなかった事が、過去ありませんが…

僕としても、設計士として、コーディネーターとして、考えていた仕上がりと
実際の仕上がりが一致もしくはそれ以上にできるか、正直ドキドキします。

おそらく、僕の満足は、お客様の満足よりもだいぶ厳しいので、僕が満足できれば
お客様に満足してもらえると思います。

20131204_160807.jpg



もうちょっとで完成です。
工事報告としてはここまで。次回は完成報告とさせて頂きます。

完成前に見せてしまうと、楽しくないですもんね!!



★お知らせ

アジアなM様邸、見学会を行うつもりでいましたが、都合により見学会は行わない事とさせて頂きます。
申し訳ございません。

実際に見てみたいという方がいらっしゃいましたら、12/21(土)と22(日)午前中にて
対応させて頂きますので、以下までご連絡頂ければと思います。

電話:0778-42-5345
メール:haruka@atelier-haruka.jp






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posted by 廷々 隆史 at 19:22| Comment(0) | モダンアジアのM様邸(新築)