今日はちゃんと書きます。
昨日、材木屋さんに製材の進み具合を見に行ってきました。
M様邸の木材は1ヶ月ぐらい前に発注しているのですが、
断面の大きい横架材はすでに製材完了→天然乾燥中です。


私が、ここの材木屋さんにこだわる理由!
・福井の木である事に偽りがない。
→福井の木と言っていても、製材してしまうと本当に福井の木か分かりません。
・天然乾燥→人工乾燥だと急激に乾燥させるので、表面はきれいでも内部で割れます。
・使う場所によって、木と挽き方を考えて製材してくれる。
・芯去りで木取りをしてくれる。
→芯(年輪の一番真ん中)持ちの材料は、割れます。
↓↓↓上が芯去りの米松材、下が芯持ちの米松材。すごくわかりやすい写真です。

工務店・建設会社により様々ですが、最近はプレカットが主流で、プレカット会社で
材料を揃えます。製材された材料を輸入して、長さ太さを合わせて機械に入れるだけ
です。
去年の内に原木で仕入れて、注文の内容に合わせて材料を挽いてくれる。
さすがにここまではやってくれません。

さて、M様のお家、1階はほとんどの構造材を見せます。
昨日も書いたように、見せるための構造計画をしています。
もちろん、材木屋さんも知っています。
予算から、節有の材料でお願いしていたのですが…
製材した材料を見てみると、表の方はほぼ節なし!!
(写真は全て節がある裏が映っています。表は乾燥中に傷付けないように隠してあります。)
社長曰く、
見えるところ、節出んように挽いておいたでなー。
ありがとうございますっ!!!

私ども、「設計士」は実際に現場で作業はしません。現場の掃除くらい…
だから、いくらいい図面を書いても、職人さん・業者さんがよく協力してくれるか、
ただ仕事だけするのかによって、その完成度はかなり変わってきます。
お客様一人ひとりのお家を造るために、私・職人さん、みんな本気で造る。
「悠」のお家造りは、いつまでもそうでありたいと思います。